酒=アルコールは体に悪い。動脈硬化を防ぐなどプラスの作用もあるが、それらの効能を上回って発がん性というデメリットの方が大きい。と、ある本で読んだ。多分それが正しいのだと思う。それでも私は酒を飲む。

なぜなら旅好きな私にとって、お酒は重要なコミュニケーションツールだからだ。酔うと人と打ち解けやすくなるということ、嗜好品の共有・共感によって話が繋がることの方が大きい。このおかげでどこへ行っても飲食店の方々と話すネタに事欠かない。

私はワイン、クラフトビール、コーヒーをよく飲む。だから旅先でイタリアン、フレンチ、ビアバー、コーヒースタンドに入れば、初対面でも会話のきっかけを作ることができる。旅先のバーもよく行く。バーはカウンターでマスターと会話しやすく、現地情報の聞き込みに最適だ。

去年行った宮古島のバーでメニューに書いてあった言葉が心に沁みた。

「酒を飲むことは人間の証明である。人間だけが酒を楽しむことを知っている」

宮古島また行きたいなあ。